12月5日の統合医療フォーラムでフェルデンクライスのワークショップに
参加してきました。
体験したエクササイズのひとつを紹介しますと
1、横座りになり、膝の向きとは反対の方向に身体をねじって後方を見ようとする。
そして見えた位置を覚えておく。
2、脚の裏が向いている方の手を床に付き身体を支えながら、反対の腕を水平に伸ばし
さらに身体を後方にねじりながら同時に顔も後方へ動かす。
このとき視線は顔の向く後方へ。
3、2と同じ事をしながら、目線だけ顔の向く後方とは逆の前方を見ようとする。
この動作を呼吸を楽にしながらゆっくりと4〜5回繰り返す。
4、1と同じ動作をして、後方を見ようとする。
その時に見える位置と最初に確認した位置を比べてみる。
すると、驚くほどに見える位置が後方をはるかに通り過ぎています。
ヨガでは、例えば猫のポーズをするときに、背中に誰かに負荷をかけてもらってから
負荷なしに再度ポーズを行うと、驚くほど自分の背中が軽く感じる事がありますが、
目線に対しても同じような効果があるのですね。
また、ヨガで身体をねじったり反らせたりする時には、目線をその動作の延長上に
もっていきますが、このメソッドではその逆の効果を利用しました。
この日は他にも、楽に椅子から立つ動作と、楽に寝る・起き上がる動作を
楽しく練習しました。
ハードなトレーニングを積む事も無く、ちょっとした気づきや動作で
日常の動きがスムースに行えるフェルデンクライス・メソッドは
身体が不自由な高齢者にも使っていただけるメソッドですね。
フランク・ワイルドマン博士によるワークショップが2011年1月に
京都で2日間にわたり行われます。後日詳細をアップしますね。
フェルデンクライス・メソッドはからだをさまざまな動きを通して
脳の神経システムに働きかけ、脳を活性化しその人のもっている
潜在的な能力を引き出す学習と教育のシステムです。
(以上、当日のパンフレットより抜粋しました。)
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