2010年12月7日火曜日

フェルデンクライス・ワークショップ

12月5日の統合医療フォーラムでフェルデンクライスのワークショップに
参加してきました。

体験したエクササイズのひとつを紹介しますと

1、横座りになり、膝の向きとは反対の方向に身体をねじって後方を見ようとする。
そして見えた位置を覚えておく。

2、脚の裏が向いている方の手を床に付き身体を支えながら、反対の腕を水平に伸ばし
さらに身体を後方にねじりながら同時に顔も後方へ動かす。
このとき視線は顔の向く後方へ。

3、2と同じ事をしながら、目線だけ顔の向く後方とは逆の前方を見ようとする。
この動作を呼吸を楽にしながらゆっくりと4〜5回繰り返す。

4、1と同じ動作をして、後方を見ようとする。
その時に見える位置と最初に確認した位置を比べてみる。

すると、驚くほどに見える位置が後方をはるかに通り過ぎています。

ヨガでは、例えば猫のポーズをするときに、背中に誰かに負荷をかけてもらってから
負荷なしに再度ポーズを行うと、驚くほど自分の背中が軽く感じる事がありますが、
目線に対しても同じような効果があるのですね。

また、ヨガで身体をねじったり反らせたりする時には、目線をその動作の延長上に
もっていきますが、このメソッドではその逆の効果を利用しました。

この日は他にも、楽に椅子から立つ動作と、楽に寝る・起き上がる動作を
楽しく練習しました。

ハードなトレーニングを積む事も無く、ちょっとした気づきや動作で
日常の動きがスムースに行えるフェルデンクライス・メソッドは
身体が不自由な高齢者にも使っていただけるメソッドですね。

フランク・ワイルドマン博士によるワークショップが2011年1月に
京都で2日間にわたり行われます。後日詳細をアップしますね。


フェルデンクライス・メソッドはからだをさまざまな動きを通して
脳の神経システムに働きかけ、脳を活性化しその人のもっている
潜在的な能力を引き出す学習と教育のシステムです。
(以上、当日のパンフレットより抜粋しました。)

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