2012年12月26日水曜日

年末年始のお知らせ


こんにちは。
私にとってはあっという間の1年でした。
皆様にはどのような1年でしたでしょうか。

さて、年末年始のお休みのお知らせです。
12月27日(木)から1月6日(日)までお休みさせて頂きます。
新年は1月7日(月)からの営業となります。
よろしくお願いいたします。

HPも新たに作らなきゃ、講習会もやりたいなと、いろいろ考えていましたが
秋以降、ボディワークやボディサイコセラピーのご予約の他に
思いがけず、ボディワークの講習の依頼があり
1日に2名1組限定でご予約をお受けすることになりました。

ひととおりのマッサージの仕方は各種スクールに行っていただき(^^;)
私のところでは、グラウンディング、センターリング、ミラーリング、
フェイシング、身体共鳴、ボディリーディング、マインドフルネスなどを中心に
バイオダイナミックスの理論を交えてお伝えしています。

ボディサイコセラピストがクライアントさんと向き合う時に
いつもやってることを、そのまま、ボディワークをするときにも
やってみませんか??

来年に向けて課題満載の私、なのに超マイペースですが
これからもどうぞヨロシク!

お察しの通り、またまた「バ」のつく島に家族と行っております。
皆様どうぞ良い年の瀬とお正月をお過ごし下さい。
この1年、ありがとうございました。




2012年12月23日日曜日

ゴスペルコンサートin ATC

こんばんは。

今夜は大阪、南港のATCにあります海辺の広場で
クリスマス・ゴスペル聖歌隊として数曲を200人あまりの方々と歌ってきました。

私と娘が所属する「ソウルバードミュージックスクール」が
ここ毎年主催するクリスマスイベントなんです。

メインはソウルバードの北出講師がひきいる
「コンチネンタル・ファミリー」のゴスペルコンサートなんですが
そのジョイントとして、初期の頃はキッズクワイヤで娘が参加するのを
親である私が付き添いでただ鑑賞しに行くという、
海辺の立地だけに、非常に寒い思いをした事が強くよみがえります(^^;)

早いもので娘が歌い始めて8年。
来年は中3で受験を迎えるということもあり、
ゴスペルもピアノも、音楽活動はいったんお預けにして
学業に専念することになりました。
今回は最初で最後の?親子そろってのコンサート出演となります。

曲目は
・Jeasus oh what a wonderful child
・In the sanctuary
・Total praise
・Oh happy day !

スクールの先生方はじめ、多くの方々の影響でゴスペルを歌い続けることが
できた娘は、声も身体も心も大きく成長することができたなあと思っています。
ありがとうございました。

歌が、音楽が、大好きな娘がこれからも好きなことを続けていられるよう、
応援していきたいと思います。

また、私もずっと歌っていきたいです
神様へのことばを・・・(^^)/


ハレルヤ!


2012年12月17日月曜日

畑のおばあさん


こんにちは。
すっかりご無沙汰しました(^^;)
今年もあっという間に年の瀬を迎えつつあります。

我が家では通称「畑のおばあさん」とお呼びする人がいます。
おばあさんが畑で作る野菜を月に数度、安価で分けて頂いています。

おばあさんはこの枚方市に長い間住まれ、結婚し、子供や孫にも恵まれ
毎日の畑仕事の合間に、小学校の同窓会や老人会の打ち合わせ、
温泉旅行など、80歳のお誕生日を迎えられた方とは思えないほど、
精力的に生き生きと過ごされています。

ここ2〜3週間ほどお見えにならないので体調でも崩されたのかと
心配していましたら、こんな立派な人参や、葉付き大根、山芋、
ねぎ、ゆずなどを、電動自転車に乗って届けて下さいました。

いつも少しだけ立ち話をするうちに、
健康の為にヨガを週1回、公民館でされていることは知っていまして
「あれ〜私もヨガしてるんですよ、おんなじ趣味ですねえ」
「そのもんぺ、私も欲しくてあちこち探しても無くて。
お母様のかすりで作られたんですか?めっちゃかっこいい〜」
とお互いにウケるんですが、
毎朝欠かさず、7時過ぎから30分のウォーキングをされていると聞き
ホンマに感心して尊敬しました。
毎日歩かないと、脚がヘンな感じがするんだとか。

「ぴんぴんコロリ!が流行ってまっしゃろww」
(ぴんぴんと元気に生きて、寝付いたりせずコロッと死ぬ、というのが
流行っていますでしょ)

フフフと笑うおばあさんには参りました(^^)

そしてこの仙人のような小さなおばあさんは
「ボケ防止に野菜作りますよって、よろしゅうになあ」
とおっしゃり、ひょいと自転車にまたがって、さっそうと帰られます。

自分の身体をそんなふうに尊く使って何十年も生きておられる
おばあさんに戴く野菜は、大地の栄養をたっぷり吸収した機嫌の良い
しっかりとした味がします。
そんな野菜を食べながら、枚方で3人の子育てができて、なんともありがたい。

師匠に恵まれてシ・ア・ワ・セ!
どうぞこれからも宜しくお願いいたしますm(_ _)m






2012年11月14日水曜日

マインドフルネス ボディワーク

昨日、東京で開催されたマインドフルネスフォーラム シンポジウムに
出席しました。

シンポジウムでは
マインドフルネス ストレス低減法(MBSR)の提唱者
ジョン・カバットジン博士の基調講演があり
彼のユニークで親しみやすい人柄に感銘を受け
講演時間が大変短く感じられました。

マインドフルネスとは
「今ここでの経験に評価や判断を加える事なく、能動的に注意を向けること」
と定義されており
MBSRは以下の5種類の瞑想法から構成されていています。
1.  呼吸瞑想 呼吸に意識を集中
2.  正座瞑想 呼吸から全身、音、感覚、思いや感情に意識を集中
3.  ボディスキャン つま先から頭まで順番に注意を集中
4.  ヨーガ瞑想 動作のなかで身体に注意を集中
5.  生活瞑想 日常の生活動作に意識を集中(歩行、食事など)

(正座瞑想とありますが、講演の中で紹介された瞑想中の写真では
椅子に座っている状態で、あるいは床に座布団などを使って
座って行う瞑想のようです。)



私自身、マインドフルネスはヨガやヴィパッサナー瞑想、
ハコミセラピーのトレーニングなどを通じてすでに身近に感じていました。
私のボディワークは私自身がマインドフルネスで施術しており
受けて下さる方には、思考を休めて自分の身体をただありのままに感じていただく
マインドフルネスな状態を味わっていただくことが醍醐味となっています。

そっか、今まで自分のボディワークにフィットする名前が無いなと
思っていたけど「マインドフルネス ボディワーク」としましょうかね
(パクってます?)
キャッチーなネーミングでユーもグッとくるボディワークを
受けに来ませんか?(ってなんでやねん)




マインドフルネスが広く多くの方に親しめるようになることを
あらためて願いました。

















2012年10月31日水曜日

やる気な〜し

こんにちは。
昨日あれだけ頑張って、今日はぜんぜん頑張らない
今朝の娘(^^;)

これは起きたての彼女なんですが
椅子にさえ座っていなくて(ワンワンみたい)
床暖房の温かさに身をゆだねている最中。

そしてこの後、近くに座っている私の膝の上への移動かと思いきや
(もうどっちが親かわからんくらい大きさ一緒やのに!)
すんなり食パンを焼きに行く彼女。
(焼き加減はじ〜〜っとガン見している)

しかし・・
次の瞬間にまた先ほどの椅子下のポジションに戻って
「いや〜ん、のやよ〜、いわない、も〜や〜ん」と
しゃべるねこ・しおちゃんのセリフのまねのフリ。

こんな彼女ですが、
朝ご飯を食べ終えると、スイッチが入り
きちんと排便後、身繕い。
学校へは鼻歌まじりで行きます。

彼女を見ていたい、こんな人が家にいるなんて
なんてラッキーなんでしょうか。ふふ〜ん。

2012年10月5日金曜日

ピーマンな日

すっかりご無沙汰しました(^^;)

さっき庭でとれたピーマンです。
この夏の暑さですっかり息をひそめていたピーマン君。
私が放置しているせいで、となりに植えてあるゴーヤに
領域を侵され、つるで枝葉を絡みとられながらも
こんなにイキイキと育ってくれました。
エライ!

こっそり白状しますと、ゴーヤがなっていないか見に行ったら
ピーマンがびっしりといたわけです。
ごめんねピーマン君。 大変失礼しました!

こんな日常のできごとを通して、自分のクセに気付きます。
良く言えば「あっさりしている」んだけど
反面、「もうちょっと手をかけた方がええんちゃうん?」(よろしいのでは?)
というところです。

ピーマン君を植えていたことすら忘れているくらいですから
息子達が今、就職活動に入っていることも
さっきNHKの特集で観て気がついたし
就職することが、今の時代、かんなり難しいんやということも
人から聞いてはいたけど、さっき実感できました。

ああ、こんなダメな親だから、子供達は親をあてにしないで
自分でなんとかするんですね。そうかあ〜〜

今夜はこのピーマンできんぴらを作ります。
娘は小さい頃から、なぜかピーマンが大好きなんです。
決してピーマンを食べさせるお仕置きではありません(^^)/








2012年9月8日土曜日

チャクラオイル入手

こんにちは。
9月に入って朝晩は過ごしやすくなりましたが、日中の暑さにはまいりますね。
最高気温が27度ほどの、乾季のバリが恋しいです。

今回のバリ島でのお土産のひとつですが
ウブドのJL.Hanumanにあるアルサナ先生のボディワークスセンターで
売ってる、チャクラオイルを2本ゲットしました!

このオイルはアルサナ先生もご自分の施術で使ってらっしゃいます。
香りから想像すると数種のハーブがブレンドされているようです。
そしてクローブの香りもします。癒されます。
どんな調合なのか今度お会いした時に聞こうっと。
(教えてくれないかもしれませんね)

このオイルをホホバオイルに数滴垂らして、
先日のクライエントさんに使ったところ
なんだかアルサナ先生がすぐ近くにおられるような
気持ちになりました。
いつもより深く冥想的にマッサージできたような気がします。

あまりに素敵な香りなので
毎朝、こっそり自分の手首に塗っております(^^;)

いつだったかアルサナ先生のアシュラムの芝生でヨガをしている時に
蚊がいたので気にしていたら、先生がご自分で作った虫除けオイルを
持ってきてくださり、皆に塗るように勧めてましたっけ。

そんな気さくなアルサナ先生オリジナルのチャクラオイル
なくならないうちに、どうぞマッサージにいらしてくださいね(^^)/


2012年9月5日水曜日

ガネーシャ像の前の変な人

こんにちは。
大変ご無沙汰しておりますが、先週無事にバリ島から帰国しております。
みなさまお変わりありませんか。

私はどうもガネーシャ像の近くにいると
たいそう変わった、挙動不審な人となる、ようです。

8月のある日、師匠のアルサナ先生のアシュラムの洞窟にいる
ガネーシャ像の前で冥想をしていると、
ふいに仙骨のあたりからグルグルと振動が始まり
その振動が上にあがってくるような感じがしました。
身体はリラックスしていて、なすがままに、しばらく身体を観察していますと
胸の前で合掌している両手が、わずかに前後に震えだし
しばらくすると、「それおかしいやろ?」と誰かがもしも見ていたら
突っ込みたくなるくらいに、両手が合掌したまま、激しく前後に振れだして
何分経ったのかわからないまま、気がつくと、
床に倒れて何ともかっこ悪い、私がいました(^^;)

こういう時にはバツが悪くて、どう自分を取り繕ったらいいのか
自分で自分のフォローの仕方がわかりません。
とりあえず洞窟から出て、外の空気を吸って、
前々日マハグルの泉から頂いた大切なお水をひとくち頂きました。

他とのコミュニケーションをしてはいけなく、
マントラも心の中で唱え、
裸足でウィシュワをし
(ぐるぐるアップダウンの激しいアシュラムを3回廻ること1日3回)
絶食で少しの白湯と「マハグルの命の水」だけで1日半を過ごしている
ところだったので、頭はけっこう冴えていたのだと思いますが、
さっきの自分の挙動不審は思い当たるフシがあります。

それは前々日、仲間数人と、案内役のインドネシア人のSさんとで
マハグル(アルサナ先生の師匠がバリ島のタバナンにアシュラムを持たれています)
へ会いに行ったときのこと、
Sさんとマハグルが、
「時々ハヌマンが降りたように両手がぐるぐるなったり、
合掌している手が激しく振れたりすることがあるけど
それはクンダリーニエネルギーが覚醒しつつあるときに
現れる症状の一つで、人によって様々な形態が出てくる」
という話をされていました。

私はそれを聞いて、
「それは、あれやん、ただ単にトランスに入ってるだけなんちゃうん」と
心の中で思っていました。

それがどうでしょう。
お聞きしたままの現象が自分の身体に起きてしまったのです。
それは最初は仙骨の微細な動きから生じたものでした。

今回のアルサナ先生のアシュラムでの修行は
1日2回のタントラ・クンダリーニヨガとフルーツ断食で
身体を慣らしつつ、2日半のモノブラタ(絶食と冥想とウィシュワ)
に入るというプログラムでした。

アルサナ先生によって、最初にチャクラの調整が行われ
また、マハグルによっても調整が行われてからの修行だったので、
自分の身体に起こるプロセスを比較的冷静に見守れる
もうひとりの自分を置き、安心してやり遂げることができたのです。
マハグルによると、もっと修練を重ねなければならないとのことです。

こうして1ヶ月もバリ島に行かせてくれる家族、
すべてのご縁あるみなさまに
とても深く感謝しています。





2012年7月24日火曜日

お知らせ

こんにちは。
暑い日が続きますね。

枚方市内の自宅で細々とさせていただいているボディワークとボディサイコセラピーですが
8月1日から31日まで、今年も長〜いお休みをとらせて頂きます。
9月3日からのご予約を賜っております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

10月には

「大地を感じる・グラウンディングワーク」
「初めてでも簡単!コミュニケーションスキル」
などのココロと身体に関する講習会を開きたいと思っています。
どうぞお楽しみに。




********************************************************
8月の後半には例によってバリ島のアルサナ先生のアシュラムに
お籠もりしています。
どなたか私と一緒に洞窟で瞑想とか断食とかお祈りとかしませんか??
・・・しないか、そんなの(^^)/






2012年7月16日月曜日

ボディリーディング講座第4回目開催のご案内

こんにちは。
ボディリーディング講座の、今回のテーマは「硬直」です。
親が子供のセクシャリティをどのように扱ったかが、子供に影響を与えます。
硬直型性格構造を持つ人は「輝く目と、もじゃもじゃの尻尾」が身体的な特徴とされています。
目は確かめられますが、尻尾は・・そもそも尻尾ってある?? 

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 

日時  7月18日(水)14:00〜17:00
場所  枚方市内(お申し込み頂いた方にご連絡しております)
連宅先 三田まで yukie.sanda@gmail.com

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++



<お詫び>
ボディリーディング講座は、当初、連続5回講座とさせていただきましたが
内容の都合上、連続4回講座となりました。
ご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。

2012年7月9日月曜日

エネルギーの流れは時計回り

こんにちは。
下記に掲載のミュージシャン、Andy Balconは
サヌールに走る乗り合いバス、ベモの中でも歌っているシーンが
YouTubeにありますよ。素敵な声ですね♪

私がバリ島のヒーラー、アルサナ先生と出会ってわかったことのひとつに
身体の中にエネルギーの流れる方向があるということでした。

ヨガを始めて5〜6年経った頃から身体に自覚していた流れ。

背骨を中心軸として、時計回りにぐるぐると回転する流れを
セラピストとしてのトレーニング中や、瞑想中に感じていました。
でも、それがどうして起こるのかがわからず
その時のボディワーク系の日本人の先生や、外国人の先生、ヨガの先生にも
お聞きしましたが、なんら回答は得られなかったのです。

ですがアルサナ先生はご自身の考案した
クンダリーニ・タントラヨガでの実践の中で明確に
身体のエネルギーの流れは時計回りだとおっしゃいます。
そして身体がそれを自覚できるように呼吸法が用意されています。

目に見えないエネルギーについてお話する事は
理論や根拠やデータを求める方々にはお聞き苦しいお話かもしれません。
私が一時期、不思議に思っていた自身の身体の体験に対する疑問への
ヒントが、少しでも皆様の手助けになればと思っています。

2012年7月5日木曜日

さんだリゾート&スパ

こんにちは。
毎日雨が降りますね。そろそろアジサイも見納めとなりますか。

我が家のリビングからつながるウッドデッキに
毎日やってくるお客様、ヒヨドリ。

お客様いわく
「今からスパなの」
「なんでもこのガラスの水盆と石の照明はバリ島でオーダーメイド
なんですって」

そーなんですよぉ
このプルメリアが掘られたハラス石の照明は、夜になると
薄ぼんやりと光るしかけになっています。

毎日いらっしゃるお客様は、今日はたまたまお一人ですが
いつもツガイでお見えになります。

片方が水に入っているときには
片方が隣のフェイジョアの木陰で毛繕い。

ジューンベリーはとうの昔にお客様に食べ尽されました(^^;)

こうして、午前と午後に当リゾートをご利用になるお客様に
なごませていただいています。

ああ、わたしもお客様に誘発されて
リゾートに行きたくなりました(おぃおぃ)



2012年6月19日火曜日

アルサナ先生のチャンティング

こんにちは。
6月16日の夜、福岡で行われたアルサナ先生のチャンティング瞑想会での体験をお話したいと思います。

その日は朝と夕方にアルサナ先生の指導で、タントラ・クンダリーニヨガをして
身体はかなりリラックスした、体液の循環の良い状態だったと思います。
日頃、ゆったりとした流れの沖ヨガをしている私にはかなりハードなヨガです。

夜、みんなで輪になり、曲にのせたマントラを歌いました。
ガナパティマントラや、ガヤトリーマントラなどを数曲、楽しく歌って
最後にアルサナ先生が全員にブレッシング(各人のエネルギーの調節)
をされて、私の番になりました。

私の頭に置かれたアルサナ先生の両手はとても熱く感じ
同時に電気でも通しているかのようなビリビリとしたものを感じていました。

ブレッシングが終わると同時に、
なんとも言いようのない、深い感謝の気持ちに包まれました。
アルサナ先生の手を通して、
私のすべてを愛して受け入れてくれるような、もっと大きな存在に
一瞬ふれたような感じがするのです。
うまく言葉では言い表せません。

そのビリビリに包まれた全身が、しばらくすると
尾てい骨のあたりが小さな振動を始め、
それが急に背骨を通って全身に振動が波となって伝わり
身体全体にバイブレーションが起きました。

同時に涙があふれ、横隔膜も震えた為か、咳き込み
身体のバイブレーションの波に合わせて頭はガクガクし、
座っているのがやっとでしたが
意識は明瞭で、みんながまだマントラを歌っているのが
はっきり聞こえます。

そしてどこかで
「これって見ため、やばいんちゃうん?」と
人の目を気にしている自分も存在します(^^;)

「そやそや、呼吸や。深くせな。」
すると腰がもっと激しく前後に波打つので
ちょっと恥ずかしくなると同時に
「ん??これって、私がトレーニングしてきたバイオエナジェティックスの
グラウンディングワークやん??」
と思い至りました。

いつまでもそんなことを続けているわけにいかず
(だってカッコ悪いし気まずいわ^^;)
マントラソングをみんなが歌い終わる頃には何とか身体のバイブレーションと
離れることができました。ゲップとともに。

そうなんです。
自分がトレーニングしてきたことが、ここでやっと繋がってきた気がするのです。
それにしてもめっちゃ時間とお金がかかっています(^^;)

たとえば沖ヨガで言うなら、
仰臥で両手足を天井へと90度に突き出し、
それにバイブレーションを故意につけて
「アオム」というアーサナがありますが
これは尾てい骨、あるいは丹田からの振動が
全身をくまなく通るとすれば、
故意にせずとも自ずと手足にバイブレーションが起こるのです。

このバイブレーションについては
危機に遭遇した際の身体の硬直を解除する際にも有効であることから
トラウマの解除に特化したセルフワークとして
TRE(トラウマ・ストレス解除法) は取り扱っていますが
もともとはライヒやアレクサンダー・ローエンが
身体のエネルギーの流れを健やかに保つために考案した
ボディサイコセラピーのバイオエナジェティックス学派の
グラウンディングワークでした。

それは健康を保つ為のある種「ラジオ体操」のようなものだと私は解釈しています。
ローエンは毎日この「ラジオ体操」を実践してきました。

そしてこの「ラジオ体操」にはおまけつきで
たとえばアルサナ先生のような人を介して
宇宙エネルギー(だと私は思います)を自分が感知する機会があれば、
身体はそれを受け取ることができ、同時に大きなリリースをもたらすことが
できるというのが、今回の体験を通じてわかりました。

長文を読んで下さり、ありがとうございました。


















2012年6月14日木曜日

小太郎のお留守番

こんにちは。暑くなりました。

私の師匠のひとり、バリ島のグルのアルサナ先生が来日されています。
明日から、久留米でご指導を受けてきます。

アルサナ先生からご指導賜るとか何とか言うのは大げさな表現かもしれません。
とても気さくな方です。

生きる上での大切な事をシンプルな言葉や方法で
教わっている(思い出させて下さっている)のですが
こちらにそれを感じきるだけの能力が不足している気がします。
まだまだ修行が足りませんなあ〜


今年2月にバリ島で、アルサナ先生のグルに(グルのグルをマハグルと言います)
お会いした時に、ブレッシングをしてもらった我が家の白檀のガネーシャ。

名前は「小太郎」

隣に写りますは、アルサナ先生のアシュラムの洞窟に生息しているガネーシャ神

このガネーシャさんがとてもユニークなキャラで
私達にいろんなギャグをかましてくれます(^^)

「どうぞ斎藤と呼んで下さい、サイは難しい方の斎ですわ」とおっしゃいまして
聞いたこちらはあきらめるしかないんです。
聞こえてしまったものは仕方がありません。

で、うちの「小太郎」は、この斎藤さんの命名です。
「こたろーちゃっ」とお呼びになりました。

小太郎をブレッシングして下さったマハグルは、
やんちゃなアルサナ先生とは対照的に、温和な愛にあふれる方です。
マハグルの手にすっぽり収まった小太郎は、その瞬間
なんと金色の光にごぉ〜んと包まれました。
見間違ったのかと思い、仲間に後で聞いたら
やはり、金色の光を見たと。


まじですか、ホンマですか、という事が、日常的に普通に起こるバリ島です。
何であんなに宗教行事に、お金も労力も使うのか、よくわかります。
神様が現役でこの世に活躍しておられるんですね(^^;)

とりとめのないお話になってしまいました。
明日から小太郎は、留守番をしてくれるはずです。
アルサナ先生の日本での予定はコチラです。
来週は大阪にもいらっしゃいますよ。

2012年6月13日水曜日

ボディリーディング講座第3回目開催のご案内

こんにちは。さすがは梅雨、毎日雨が降りますね(^^;)

ボディリーディング講座、第3回目のご案内です。
日時  6月20日(水)14:00〜
場所  枚方市内(お申し込み頂いた方にご案内しております)
連絡先 三田まで yukie.sanda@gmail.com


前回はライフラインのシゾオーラル気質について、小さなワークも交えて学びました。
今回はサイコパスマゾキスト気質についての学習です。
なんだか難しい名前がついていますが、
赤ちゃんが、ハイハイを始める頃から、おむつが取れる頃までの
発達段階のお話です。

ライフラインの5つの性格構造について
バイオエナジェティックス学派を創出したアレクサンダー・ローエンは
著書の中でこんなことを言っています。

「性格構造は、人が人生の初期の状況で作る事ができた最良の妥協案である」

その妥協案を、必要がなくなった、「今、ここ」においても
まだひきずっているのが私達なんですね。

2012年6月4日月曜日

白と紫の庭

こんにちは。
気がつくともう6月になっていますね(^^;)
もうすぐ梅雨の季節です。

ちょうどリビングから見える、タイサンボクリトルジェムが
次々とつぼみをつけ始めました。
そのつぼみは、幽玄な雰囲気さえ漂わせるのですが
開花すると1日で命を終えてしまいます。


タイサンボクのお隣に毎年、白い花を咲かせてくれるのが、カシワバアジサイ
こんなイイ感じでリビングを潤してくれます

家の外周には紫色に咲き誇るハーブ達


季節ごとに咲いてくれる花々は、気がつくと、白と紫が多いです。
とりわけ、梅雨の前にタイサンボクが大ぶりな花を見せてくれる
ほんの数日が、楽しみなんです。
「今年も会えたね、ありがとう」って白い花が言ってくれているようで(^^)






2012年5月13日日曜日

ボディ・リーディング講座第2回目開催のご案内

こんにちは。
表題の「ボディ・リーディング講座」第2回目を
5月16日(水)14:00〜17:00(枚方市内)
に開催します。

前回は
バイオシンセシス
ライフストリーム= 胎生学における(外胚葉・中胚葉・内胚葉)に関係する三つのエネルギーの流れ
モーターフィールド= 命の脈動・呼吸を中心としたエネルギーの場

バイオエナジェテイックス
ライフライン= 人は共通した発達段階を遂げ、その間に身体の慢性的な筋緊張を生み出すメカニズムがある

ことを主に学習しました。

そしていよいよ、第2回目からは
身体の読み方、身体は何を語っているのかを、一緒に学習していきます。

今回のテーマは
ライフラインにおけるシゾ(子宮に着床後、誕生、2ヶ月くらいまで)と
オーラル(生後2ヶ月くらいから這う前まで)です。


シゾの大きなテーマは拒絶(望まれない赤ちゃん)
オーラルの大きなテーマは剥奪(滋養の剥奪、取り下げ)
となります。

アレクサンダー・ローエンは5つの性格パターンをしめしましたが、
これは人間を5つのパターンにあてはめるということではなく、
発達段階のどの段階でどんな筋緊張を生み出したのかを探る為に
示したパターンです。従って、身体を読む際には、
私のシゾ的な部分はあるかしら?
私のオーラル的な部分はどうかしら?
と探っていく学習となります。









2012年5月8日火曜日

ラミパス・ラミパス

こんにちは。
早朝はまだひんやりと爽やかに迎えられる季節ですね。
自宅の前にあるゴミステーションでゴミ出しをしていたら、
ご近所のおばあさんと出会いました。
(以下、ブルーはおばあさんの発言)

「まあ素敵なテッセンね。この紫色が大好きなのよ、少しお庭を見せていただいて
いいかしら?」とおっしゃいます。はい、どうぞ、どうぞ(^^)


「あらら、エンドウ豆がこんなに!摘んでもいいかしら?」
「はい、よろこんで」

「まあ、菊菜の花は初めて見たわ、きれいなのね」

「チシャ菜?お肉を包んだら美味しいのよね、これ。大好きだわ」

「おやまあ、可愛いはっぱだこと、なあに?」
「それはミントの香りがするゼラニウムですよ」


「セージは3種類あるんです。これはミントのような香りで紫の花が咲きます」


「これはレモンの香りのセージです」


「これはチェリーセージ」


「あらー!見て見て、てんとう虫よ!」
「ええ、三つ葉にとまっていますね、  さむっ

おばあさんは、ひととおりハーブを、摘まれて、香りを楽しんで、満足されたのか
それとも早朝の7時前の気温に、寒くなってきたのか(^^;)
「また遊びにきてもいい?」とおっしゃいながらご自宅へと戻られました。

私はその後ろ姿に、思わず
「ラミパス・ラミパス・ルルルル」と唱えました。
ふつうのおばあさんに戻れぇ〜〜

7時前にゴミ出しするときには、ある種、注意が必要です(^^)




2012年5月1日火曜日

Puri Santrian a beach resort and spa

連休に入りました。皆様どのようにお過ごしでしょうか。
私は、バーチャルな旅から戻っておらず、従って自分の身体の中にいない
グランウンディングもしていない、今、ここ、に存在していない
だめだめな毎日を送っています(^^;)

というわけで、バリ島。
サヌールのオンザビーチのご機嫌なホテル、プリ・サントリアンのお話です。

こんなビーチがホテルの目の前にあります

遊歩道に面したビーチサイド、欧米人で埋め尽くされています

メインプール
サンケンバーがあります

メインプールには
子供用の浅いスペースもあり
他にサブプールもあります

新しくできたプレミアム・デラックスのお部屋
ガーデンウイングの一棟を改装しました

上記のカテゴリとクラブルームに毎日セットされる
アフターヌーンティー


今年2月に、できたばかりのプレミア・デラックスに泊まってみましたら
快適でした。バリらしいコテコテ感がなく、すっきりした室内インテリアと
バスルームになっています。

クラブルームは少し古くて暗い印象があり、ベッドが高すぎて、
落ち着かない感じですが、プレミア・デラックスはお部屋の中でも
十分くつろげ、おすすめです。

また、同系列のグリヤサントリアンもそうですが
ビーチサイドのベッドなど、訪れるたびに、こまめに更新されています。

今回びっくりしたのは、ビーチサイドのバーで
マティーニが5種類ほど、メニューに載っていたこと。
ダメもとで頼んでみましたら、クロボカンのメティスと同じ位の
出来の良さにびっくり!
サヌールでオーダーしたマティーニで、ちゃんとしたものが出されたのは
初めてだったので、感動!!
「めっちゃ美味しい、めっちゃ感動したわ!ありがとう!!」
とバーテンダーにチップをはずむ、大阪のおばちゃんになってしまいました。



プリ・サントリアンにはもう何度となく滞在していますが
ここ数年は、年間を通して予約が大変取りにくいこともあり
バリハイアットやサヌールビーチホテルなどに滞在しています。


嬉しかったのは、久しぶりの滞在だというのに
レストランのスタッフ始め、長い間勤務しているスタッフは
私を覚えていてくれていて、名前も呼んでくれたこと(^^)

8月にも滞在する事にしました。
楽しみです。


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

Puri Santrian a beach resort and spa

Jl. Cemara 35 | Sanur - Bali - Indonesia | P.O. BOX 3055 Denpasar Bali - Indonesia
Tel: 62 - 361 -  288009 | Fax: 62 - 361 - 287101 | e : purisantrian@santrian.com | w : www.santrian.com

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::






2012年4月25日水曜日

Pundi - pundi

バーチャルなバリ島旅行から、まだ戻っていない私(^^;)
最近のウブドでのお気に入りのレストランは、「プンディ・プンディ」
場所はハヌマン通りを南下した、プンゴセカンにあります。

そこそこ安くて、そこそこ美味しくて、店員さんも気さく。
夜は特にお客さんでいっぱいなので、早めに行って、目の前に広がる
蓮池と田んぼをボーと眺めながらのビンタン、ってどうです?

蓮池&田んぼ

ツナステーキサラダ。ローズマリーが効いてました。

ルンピア&ツナステーキサラダ&スモールビンタンで1000円くらい。

こちらは、ある日のイカンペペス
めちゃくちゃボリューミー!

ねっ、いい感じでしょ?

..........................................................
Pundi - pundi
Grill & Asian Cuisine
JL Raya Pengosekan, Ubud - Bali
Tel. (0361)308 4005


2012年4月24日火曜日

バリに行きたいゾウ

こんにちは。
あっというまに春が過ぎ、初夏を迎えましたね。
今年はスプリングコートに2回しか袖を通しませんでした。

ヨガをする以外は暇だなあと思う日がいっぱいありまして(^^;)
そういう時には、バリ島に行きたいと思い、
スルスルとバリの風景が目の前に現れ、匂い、声なんかも聞こえてきたりします
(まさかの幻覚?幻聴?…)

マハグルのお寺

アルサナさんのお寺

バトゥール寺院

しばらくバーチャルな旅に出ています、わたし。
いってきます(^^)/


2012年4月19日木曜日

満員御礼・感謝!

こんにちは。
昨日は「ボディ・リーディング講座」の第1回目の日でした。
来て下さった方々にお礼を申し上げるとともに
これまで私を教育(飼育)して下さった方々に深く感謝いたします。
ありがとうございます。

まだまだ至らなく、たどたどしい講座ではありますが(^^;)
毎月1回、5回連続講座を進めさせていただきます。

お陰さまで定員の10名に達しましたので
今回の募集は打ち切らせていただきます。

どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。

さんだ ゆきえ

2012年4月4日水曜日

吉福伸逸氏による講演会のご案内

こんにちは。

4月20日(金)に
吉福伸逸氏による
「スピリチャリティ 覚醒・表象・実現」という講演会が行われます。

「平日ですが、多くの皆様のご参加をお待ちしております」と主催者からのお話です。
下記にご案内をさせていただきます。

まったくの余談ですが・・

吉福さんは結構お年を召されているのですが
髪の毛はもちろん地毛で黒々、ふさふさしていて、気さくな方です。

そして奥様のことを
「えっちゃん、えっちゃん」と呼ばれています。

そしてJBI(日本バランシング協会)の小原仁氏のことを
「あのこ」とおっしゃいます(^^;)

小原仁氏も「子」と呼ぶには、年がいきすぎていると思うのですが・・

まあ、いいか。

私も20日は出席して、わかんない事を聞こうと思います。
質問コーナーがあると嬉しいな。




□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■











          吉福伸逸氏の講演会のご案内
     『スピリチャリティ 覚醒・表象・実現 』    ~自己の存在根拠への問いかけ~

この度「OHTSハコミ・カフェ」と「心彩(kokoaya)」の共催で

吉福伸逸氏をお招きして『スピリチャリティ 覚醒・表象・実現』

というテーマで講演をしていただくことになりましした。 吉福氏

のお話は、毎回とても深いものになります。 今のこの激動の

時代を迎え、私たちにとって大切なテーマである「スピリチャリ

ティ」とは、命あるものにとっての未来を考える上でも、必要不

可欠なものであり、とても重要な要素と思われます。 しかし

ながら「スピリチャリティ」の捉え方は、まだまだ雲をつかむよ

うなところがあります。この機会に皆さんとご一緒に深く掘り

下げながら考えていきたいと思います。 

皆さまのご参加お待ちしております。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日 時: 4月20日(金)  13:15~16:45

会 場: コープ・イン京都   
     京都市中京区柳馬場蛸薬師上ル井筒屋町411 
     ℡ 075-256-6600 
     http://rcpt.kyoto-bauc.or.jp      
        
受講料: 5,000円 (要予約) 
   ※4/10(火)までにお申し込みの方は、4500円
    お振込確認後正式お申し込みとさせていただきます。
    振込後のご返金はできませんので、ご了承ください。

定 員: 50 名 

講 師: 吉福 伸逸

お申し込み:OHTS ハコミ・カフェ 川口まで 
    
      Email: info@hakomi-osaka.com  ℡: 06-6623-1991
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2012年3月27日火曜日

個を超える人


こんにちは。よいお天気になりました。近所の梅が満開です。

先週末、私が卒業した高校の同窓会が行われ、
多くの同級生とはじつに30年ぶりに再会しました(^^)

みんなの笑顔に会えた事がとても嬉しかったのですが
中でもすごく感動を与えてくれた同級生のお話です。

彼、H君とは、高校3年のときのクラスメートで、
大学を卒業後、現在は会社の常務をしています。

「あれ??何か違う!」
5年前にクラス会で会った時の印象と、まったく別人のような雰囲気です。
お話をしようとグラスを持ち、隣の席に座ると、
彼の周りの空気がボヨ〜〜ンと膨張しているみたいに感じられます。
しかもフィールドが暖かい(^^)

何か良い事があったのかなと思って、彼の話を聞いていると、
最近、肺に気胸が見つかり、詳しく検査してみると肺ガンであることが
わかったそうです。すぐに手術をして、つらかった術後の養生を経て
今、ここにいるのだとか。

その辛かった術後の話をしながらも、不思議と彼の表情は穏やかでした。
そして

「生かされてると思うねん。そやから、これからは僕もみんなの役にたてるような
援助職をしていきたい」
「生かされてるから、まだ生きる」と言います。

話しているのはH君なんですが、神様の言葉を聴いたくらいの
衝撃と感動で、胸がいっぱいになりました。

とても力強い右手でしっかりと私の右手をにぎる彼は
私の知っている18歳の男前のH君でもなく、常務のH君でもなく
小死を得て大死に臨む、大きなH君でした。

ブログに書いている今も、胸の内が熱いもので満たされるような気がします。

そしてふと思い出した本があります。
それは私自らの体験とも重なる内容でもあり、安藤治という精神科医が書かれた
「私を変えた(聖なる体験)」です。

その本の中から以下を抜粋させていただきます。

ユングは人生の「午後」の問題は、人生の「午前」の問題とはまったく異なるものだということを繰り返し強調している。そして有名な「集合的無意識」という考え方も、この「午後」の問題と深く結びついて述べられたものだ。「若い人間が外部に見いだしていたものを、人生後半にある人間は、自己の内部にみいださねばならない」。彼はこの午後への移行には、若い頃のさまざまな理想の反対物の価値を悟ることが必要となってくると述べている。そして、仕事を変える、離婚する、宗教を変えるなどのさまざまな人生の方向転換の試みは、以前自我が進んだのと逆の方向に活路を求めようとする動きであると捉えている。ただ、そこで肝心なのはまったく反対の方向に人生を変えるということではなく、そこに現れてきた反対の価値を認めながら、以前の諸価値をしっかりと保っておくことだと彼はいう。
ここでは自己自身との深い葛藤や不和が起こる。そしてそこでは一見もはやそこから脱出する道がないかのように見える。ユングは、このような一見克服困難な障壁の前に立った時に、人がそれを乗り越える治癒の道として、「個人的無意識」のさらに奥深くにある「集合的無意識」という「以前われわれがそれについてはまったく知らなかった一個の精神的な内面世界がぽっかりと口を開ける」ことの重要性に着目したのである。そして、それらをしっかりと意識に引き受け、自身の中に統合していくことこそが、人生後半の人間にとって大きな課題であると言ったのである。

2012年3月21日水曜日

ロン・クルツのセッション

こんにちは。
ハコミセラピーの創始者、ロン・クルツの一周忌を迎えて、
昨日、東京都内で、晩年のロンのセッションをDVDで
ハコミセラピーの仲間と鑑賞しました。

ロンのセッションはボディサイコセラピーであったと思いました。

クライアントの指標を見抜き、
でも主訴の話の筋は追い、あいずちを打ちながら共感し
身体のちょっとした動きのクセを(キーゼスチャー)、
助手に手伝ってもらって、安心感を与えながら(コンテイメントワーク)
そのクセを強調してもらい(交感神経が優位な状態になり)
そこからさらなる情動が湧き出し涙が流れ(副交感神経優位な状態になり)
クライアントのインナーチャイルドをセーターに見立ててシンボルとし
セッションの最後までシンボルを大切に活用して安心感とともに着地点を
クライアントとともに探り、二人で体現する
(この場合は、赤ちゃんに見立てたセーターをクライアントが抱っこし、
そのクライアントをロンが抱っこする)

セラピストとしてのロンの在り方は、終始トラッキングしながら
クライアントと共にいて、プロセスについていくというスタンスでした。

また、このDVDはロンのデモセッションだったので
クライアントの周りには、何人ものハコミの生徒さんがいたのですが
セッションはクライアントが安全さを感じる事ができるように
とても配慮されたものでした。
その結果、場が生み出す安全性の中、セッションのプロセスが進みました。
これはバイオシステミックスでも使われる技法です。

セラピストがトラッキング(気付きを持って相手を観察する)しながら
クライアントと共にいてもトラッキングしたものが何を意味しているのか
分からなければ、あるいは感じられなければ、どうでしょう。

私が日本のハコミセラピーのトレーニングコースを終了した2010年では、
残念ながらこのトラッキングに関するトレーニングの内容は不十分だったと
思います。身体に関する知識を得ることのできるカリキュラムがありませんでした。

心と身体は一如ですが、それを踏まえたボディサイコセラピーを
身につけようとした時、ひとつのセラピーのトレーニングコースだけで
学びきるのは大変難しいことです。

ロンはバイオエナジェティックスのトレーニングをジョン・ピエラコスと
したそうです。

あらためて、ロンの偉大さを感じると共に、早すぎる死を悼みます。