こんにちは。
先日、京都の禅院で3日間、ジュディス ウィーヴァー博士の
センサーリーアウェアネス ワークショップ に参加しました。
最初の1日では、「体感覚にとどまり、感じる」をただひたすらすることに
退屈した自分がいました。
身体心理療法の中でもとりいれられている
「体感覚にとどまる」事は、セラピーの中でもトレーニングの中でも
頻繁に行いますが、体感覚に、何時間もとどまり続けるのは初めての体験でした。
ジュディスの誘導で、
立って、呼吸を感じ、周りの音を聞いて何が身体に起きたのかを感じ、
座って呼吸を感じ、手の重さを感じ、
寝て呼吸を感じ、床と自分の身体の感触を感じ、
というようなセッションを約2時間。
休憩を挟んでまたセッションをするといった感じです。
その日の最後のセッションで、体重をゆっくりと右から左へ、左から右へと
移動させて、何が起きるのかをただ感じることをしていたとき
右に行こうとすると違和感を身体に感じたのです。
なぜなのかは分かりませんが、
右へ体重をかけようとすると、僅かに心がざらつき、腰のあたりで
こきっと音がします。
なぜなのかわからないまま、ホテルに戻りました。
心のざらつきと身体の右側の違和感は、朝になってもまだそこにいました。
翌朝のセッションは 、同じく左右への体重移動から。
ゆっくりと右に 移動したとき、なぜだか涙が流れて、
またゆっくりと身体を中心に戻すと、横隔膜が少し動いてゲップがでました。
私はシェアの場で
「昨日のセッションの影響を今日にまで持ち越しているのは、深く体験に入り込み過ぎた
のではないか」と感想を述べました。
ジュディスは
「身体は自分が許したところまで、深く体験に入って行く事ができる。
あなたの身体は体験に入っていき、そして涙を流して、ゲップをした。
とても自然なことです。」
とコメントしてくれました。
身体の感覚をただ感じていること。身体の声に耳を澄ますこと。
するとリリースや癒しは自分の身体が自然に起こす ことを体験しました。
セルフレギュレーション(自己調整)の能力が高まれば 、
身体は生き生きとした本来のエネルギーを取り戻すのだということも。
ジュディスがセッション中、そしてシェアの場でよく使っていた言葉
「Nature (本来性と訳されていました)」
が心に残りました。
あなたの中にも、私の中にも、そしてこの世界の中にもただある「Nature」
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