2011年3月5日土曜日

ジャズを聴きに♪

昨夜、久しぶりに夫と北新地のケリーズという老舗のジャズバーに行きました。
出演は若手実力派ミュージシャンのENCOUNTERというカルテット。
浜崎 航(Ts, Ss, Fl )
堀 秀彰(P)
高瀬 裕(B)
広瀬 潤次(D)

「Traveler」というCDの発売記念ライヴのツアー中だそうです。



あまりジャズは詳しくないのですが、若くてエネルギッシュな演奏は
観客をそのエネルギーの渦に引き込み陶酔させるようなすごさがありました。


でね、個人的にすごく感心したのが広瀬さんのドラムだったんです。
どう見ても恥ずかしがりやさんの40代(?)の男性なんですが
スティックを持つと彼の内側から溢れるリズムが腕を通して
表現されていくのですが、何と言いますか、増していくリズムの厚みが心地よくて
彼の内側でどんどん膨らむその厚みが観客にも伝わってワクワクする感じ。


ドラムソロでよくありがちな、観客やメンバーにさえとてもついていけないリズムを
作りだして、たしかに上手いんやけど聞いてるとどんどん引き気味になるような
自己中な演奏ではなく、
「おぉ、そうかー、つぎはそれいきますかあ、うまい!泣ける!
そろそろ主題に戻るんですか、よしゃー!」
という実に分かりやすくしかも大変な仕事をいっぱいしているのが私のような
ド素人にも理解できて、いやあ、ほんまにもう1回聴きたいです。
「Traveler」


ちなみに夫がベタ褒めして憧れて追っかけをしている(きもいよね)
サックス奏者の浜崎さんは大変気配りのできる方で、
夫がジャズバーでご迷惑にも酔いつぶれて眠っている間に、
鞄にこっそり次回までのサックスのレッスンメモを入れておいてくれているそうです。
すみません、ちびデブはげの変な親父の面倒を見て下さって。
いつもありがとうございます。


私は初めてお目にかかったわけですが、握手させて頂いた際に
「よくご旅行に行かれてるんですよね☆」と言われてドキ!
なぜにそんなことまでご存知なのかと横目で夫を睨みつつ
「はあ、お陰様でTraveler聴かせてもらっています」などど
気の利いた会話もできないまま、もぐもぐとお店を後にしました。


浜崎さんの手は思った通り、冷たかったです。
彼のハートから溢れるものが目や腕を通って骨盤に流れ足に、
全身にエネルギーが伝わっていくともっともっと素晴らしい、円熟した
演奏になるんやろうなと老婆心ながら思いました。


また聴きたいなと思う、そんなENCOUNTERの演奏でした。























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