2011年3月19日土曜日

背骨が感じる不安

この大震災以降、私のところに見える方が多くなりました。

セッションの際にその方の身体から感じる情動は
骨盤の内側や下腹部、肋骨の内側など身体のあちこちに分布しているのですが
(これは私が感じる事で他の方との感じ方とは違うかも知れません)
震災以降では背骨に不安を感じてらっしゃる方が多いです。

背骨に手を当てますと、私の手に衝撃があったり、
手のひらにぶくぶくと泡立つような感覚があったり、
非常に熱を放ったりします。

そしてどうしてだか分かりませんが、
「不安です」という状態に私がなります。
しばらく手をあてながらじっとしていると
その不安感が私から去っていきます。
すると私の手ももとの感覚に治まるのです。

決して私が何かを故意にしようとしているのではありません。
私の手を通して、その方のリリースされたい情動が
勝手に放たれる感じです。

おそらく日本に住む多くの方が同じような不安を持たれていらっしゃることでしょう。
自分のバックボーン(まさしく背骨!)に対する強力な不安です。

私がしている方法は
中指で尾骨から仙骨へとゆっくり進み、腰椎に入ったところで
中指と人差し指の間に背骨を挟むようにして
ゆっくりと胸椎、頸椎へと進みます。
頭では両手の指を広げてでホールドするようにしますが
両手の親指を身体の正中線におくように、さらに頭頂まで進み
天誅に親指が到達したら、あとの指で髪の毛を絡めながら
天誅の延長線上までゆっくりと引き延ばすようにして終わります。
あまりにそっと触るとクライアントさんはかなりくすぐったいかと思われます。

このプロセスの間で、手に何らかの違和感をどこかの位置で感じると思うので
そこを重点的に、マッサージしてもいいですし
霊気をされる方は背骨に手をおいていかれると良いと思います。

いづれにしましても、プラクティショナー自身が
グラウンディングとセンターリングを忘れないようにしましょう。
自分の両足がしっかりと大地を捉えている事と
頭頂は空とつながっている事。左右の極も。
そしてその全極から放射することも、吸収することもできるという
意識を保つことが大切かと思われます。
自分の命のパルセーション(脈動)を感じながらパートナーに接するのです。

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